ラッキンコーヒー(Luckin Coffee) は2月8日、深圳の星河COCO Parkショッピングモールに「オリジン・フラッグシップ」店をオープンし、コーヒー好きの間で話題になっています。
象徴的な2階建ての店舗は、ラッキンが強みとするグローバルなサプライチェーンと、品質へのこだわりを体感できる場所としてデザインされており、スペシャルティコーヒーのドリンクや、丁寧に淹れるハンドドリップなどを通して、世界の産地の味わいを気軽に楽しめるのが特徴。
2階建ての空間には、テイスティングセットや店舗限定メニューなど、ここでしかできない体験が詰まっています。
「Origin Flagship」で体験する究極のコーヒー体験
店内は大きく2つのフロアに分かれており、1階は「産地の個性を味わう」、2階は「職人技と新しい発想に出会う」がテーマ。コーヒーを飲むだけでなく、知って楽しむ体験ができるのがポイントです。
1階:Savor the Origin(原産地を味わう)
1階は「Savor the Origin」をテーマに、ミニマルで飲みやすいブラックコーヒーや、ミルクベースの定番ドリンクを中心に展開しています。
特に注目なのが、雲南(中国)、エチオピア、マンデリンの3種類の「シングルオリジン・エスプレッソ(SOE)」豆です。
この豆を使った旗艦店限定のテイスティングセットとして、3種類の豆を飲み比べできる「Three Beans Tasting」や、1種類の豆を2つの抽出方法で楽しむ「One Bean, Two Brews」が用意されています。
さらに最先端のミルクフォーマーも導入されていて、ピッコロやカプチーノなどのミルク系も本格的に楽しめます。
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2階:Luckin Origin Lab(オリジン・ラボ)
2階にはラッキン初の「Luckin Origin Lab」が併設。ここでは店舗限定のクラフトスペシャルや、バリスタによるハンドドリップコーヒーが楽しめます。
6種類の旗艦店限定ドリンクの中でも人気だという「Misty Rain」には、広東省の五指毛桃(フィカス・ヒルタ)や大埔県のブンタン、広西省の青マンゴーなど、嶺南地方の食材が使われています。地域の文化や風土をドリンクに落とし込んだような一杯で、旅気分も味わえそうです。
また「Luckin Master Space」では受賞歴のある豆のテイスティングなど、テーマ別ワークショップの会場にもなっています。

開店記念の限定ハンドブリューは2分で完売
オープン翌日の2月9日には、2025年「雲南カップ・オブ・エクセレンス(CoE)パイロットコンペティション」のチャンピオンビーンズを使った限定ハンドブリューが販売され2分で完売。
雲南のコーヒー産業への長期的な支援と、品質へのこだわりが感じられます。

世界を繋ぐグローバル・サプライチェーン
2023年以降、同社の調達チームはエチオピア、パナマ、インドネシア、中国・雲南省、ブラジルの農園を訪問し旗艦店の多彩なメニューを支えています。
ブラジルとは今後5年間で24万トンの豆を確保する契約を締結。雲南省には環境に配慮した加工施設を設置し、生産者支援やトレーサビリティ向上、供給の安定化を推進しています。エチオピア(イルガチェフェ)の豆など、産地の個性を活かした調達も積極的に行っています。
さらにインドネシアの「専属ココナッツアイランド」や、中国湖北省秭帰県の大規模なネーブルオレンジ園など、独自の原材料基地の開発も進めているとされています。

香港、そして世界へ広がるラッキンのネットワーク
香港、マカオ、広東省などいわゆる大湾区と呼ばれるエリアでも、コーヒー需要が伸びています。コーヒーは「通勤の相棒」や「プチ贅沢」として、生活の中に溶け込みつつあります。
ラッキンもこの流れを受け、香港での展開を加速。2024年末に進出して以来、現在では香港全域で40店舗以上を運営しています。
海外展開も広がっており、シンガポールに加えて2026年初頭までにニューヨーク・マンハッタンに10店舗を構えるなど、世界ブランドとしての存在感を強めています。
まとめ:高品質なコーヒーをもっと身近に
ラッキンコーヒーの戦略の根幹にあるのは、「高品質な体験を、手の届く価格で提供する」というバランスです。今回の「オリジン・フラッグシップ」店は、ラッキンコーヒーのプレミアムな一面をしっかり見せながらも、日常的に立ち寄れる親しみやすさも大切にしているのが印象的です。
3万店舗という節目を迎えた今、「高品質な体験を、手の届く価格で」というバランスをどう進化させていくのかが注目されています。


