2026年秋冬上海ファッションウィークが開幕:メゾン・マルジェラの世界初公開や中国ブランドの躍進に注目

2026年3月26日 - イベント

2026年3月25日、アジア最大級のファッションの祭典「2026年秋冬上海ファッションウィーク(Shanghai Fashion Week Autumn/Winter 2026)」が華やかに開幕しました。上海市内の黄浦区、静安区、浦東新区など複数のエリアを舞台に、最新のトレンドが発信されています。

今回のファッションウィークは、単なる新作発表の場にとどまらず、世界的なハイブランドの参入や、中国独自の美学とテクノロジーが融合した新しいスタイルの提示など、例年以上に国際的な注目を集めています。

Photo : chinadaily

注目ブランドによる華やかなオープニングとフィナーレ

開幕を飾ったのは、地元上海の人気ブランド「HPLY」です。「大人のためのフェアリーテール(おとぎ話)」をテーマに、独特のシルエットと高級感あふれる素材を組み合わせたコレクションを披露し、観客を魅了しました。

また、閉幕を飾る「EP Yaying(雅瑩)」のショーでは、現代的なエッセンスを加えた東洋美学が表現される予定です。同ブランドは展示会「MODE」にも出展し、世界中のバイヤーに向けて最新コレクションを公開します。

最大のトピック:メゾン・マルジェラが上海で世界初公開

今シーズンの最大のハイライトは、フランスの高級ファッションハウス「メゾン・マルジェラ(Maison Margiela)」による2026年秋冬コレクションのグローバル・デビューです。

4月1日: 2026年秋冬コレクションを世界に先駆けて上海で発表。

4月2日〜6日: ブランドの伝統と革新を体感できる特別エキシビションを開催。

マルジェラの広報担当者は、「国際的な拠点である上海は、東西のクリエイティビティが融合する象徴的な場所。中国のダイナミックな成長からインスピレーションを得る絶好の機会だ」と述べており、中国市場の重要性と上海の文化的な発信力の高さが改めて証明された形となりました。

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躍進する中国の独立系デザイナーたち

上海ファッションウィークの核心とも言えるのが、中国の独立系デザイナーたちの活躍です。新天地(Xintiandi)のランウェイには、国際的にも評価の高いFeng Chen Wang(フェン・チェン・ワン)やSusan Fang(スーザン・ファン)が登場します。

また、伝統文化を現代的に解釈する「Hemu(河目)」や「Suncun(三寸盛京)」、最新テクノロジーをファッションに融合させる「Aura Fenggy」や「Moution」など、中国ブランドの層の厚さと多様性が示されています。

国際的なコラボレーションとビジネスの場

ファッションショー以外にも、街中がイベントに包まれます。

アディダス(Adidas): 3月26日から29日まで「Originals Salon」を開催。上海の通り名にちなんだ「安福(Anfu)」や「長楽(Changle)」を冠したシューズを展示します。

ヴェラ・ウォン(Vera Wang): ポップアップイベントが4月8日まで開催されます。

ビジネス面では、展示会「MODE」にイタリアの「Antonioli」やフランスの「Printemps Paris」といった世界的なセレクトショップのバイヤーが集結。さらに「M Space」フォーラムでは、アディダス大中華圏の幹部らが登壇し、ブランド戦略や持続可能なファッションの未来について議論が交わされます。


上海ファッションウィークは、今やパリやミラノに並ぶ影響力を持つイベントへと進化しています。特に今回はメゾン・マルジェラのような世界的ブランドが「世界初公開」の場として上海を選んだことは、アジアのファッションシーンにおける大きな転換点と言えるでしょう。

日本からも多くのバイヤーやファッション関係者が注目しており、今後、上海発のブランドが日本のセレクトショップやストリートで見られる機会もさらに増えていきそうです。ダイナミックに変化し続ける上海の「今」から目が離せません。

      

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