ティモシー・シャラメが中国で「豆腐売り」に?親しみやすすぎるプロモーションが話題
ハリウッドを代表する若手スター、ティモシー・シャラメさんが、現在中国で意外な理由から大きな注目を集めています。通常、大物俳優の来日や来中といえば、豪華なレッドカーペットや記者会見が定番ですが、今回のティモシーさんは一味違います。なんと、四川省成都市の路上で「豆腐」を売る姿が目撃され、その親しみやすさがファンの心を掴んでいるのです。

新作映画『Marty Supreme』のプロモーションで中国へ
今回のティモシーさんの中国訪問は、自身の主演最新作『Marty Supreme(原題)』のプロモーション活動の一環です。この作品で彼は、世界チャンピオンを目指す野心的な卓球選手を演じており、すでにアカデミー賞9部門にノミネートされるなど、公開前から高い評価を得ています。
しかし、今回のツアーで彼が選んだのは、従来の形式張った宣伝活動ではなく、現地の文化にどっぷりと浸かるスタイルでした。
成都での「豆腐売り」と現地の文化体験
ツアーの皮切りとなった成都では、映画の中国語タイトルがプリントされたジャケットを羽織り、街歩きを楽しみました。現地の伝統的なスタイルでお茶を嗜んだり、火鍋を味わったりと、成都の文化を満喫する姿が見られました。
特に話題となったのが、中国南部の名物である「霉豆腐(発酵豆腐)」の屋台での出来事です。ティモシーさんは、店主が客を呼び込む際のお決まりのフレーズを中国語で叫び、さらには映画にちなんで卓球のラケットを使って豆腐を切り分けるというパフォーマンスを披露しました。このユーモア溢れる姿は瞬く間にSNSで拡散され、中国での彼の愛称である「甜茶(ティエンチャ)」にちなんだ「#甜茶が発酵豆腐を売っている#」というハッシュタグが、微博(Weibo)のトレンドランキングを駆け上がりました。

卓球大国・中国での交流
映画の役柄にちなみ、現地の公園で市民と卓球を楽しむ場面もありました。卓球が「国技」とも言える中国では、一般市民のレベルも非常に高く、ティモシーさんは地元のお年寄りたちを相手に大苦戦。本人も認めるほどの結果に終わりましたが、その飾らない姿がさらに好感度を高めました。
その後、北京へと移動したティモシーさんは、オリンピック金メダリストの孫穎莎(スン・インシャ)選手のポスターを購入し、「素晴らしいチャンピオンだ」と称賛。さらに、世界チャンピオンの馬龍(マ・ロン)選手との親善試合も実現し、サイン入りのラケットをプレゼントされるという、卓球ファン垂涎の交流も果たしました。

Image: Rednote
プロモーション成功の秘訣
今回の中国ツアーがこれほどまでに熱狂的に受け入れられた理由は、その「型破りな親近感」にあります。完璧に整えられたハリウッドスターとしての姿ではなく、現地のストリートフードを楽しみ、慣れない中国語を一生懸命話し、卓球で一般市民に負けてしまう。そんな等身大でチャーミングな姿が、中国のファンの目には「映画の宣伝」という枠を超えた、心温まる文化交流として映ったのです。
従来の洗練されたプロモーションとは一線を画す、ティモシー・シャラメさんの「文化への体当たり」な姿勢は、多くの中国ファンに深い印象を残しました。
