2025年中国人型ロボット産業の市場規模が82億元超に

2025年4月16日 - News 科学技術 経済

2日間にわたって開催される第2回中国人型ロボット・エンボディドAI産業大会が15日、北京で開幕した。その中で発表された「2025人型ロボット・エンボディドAI産業研究報告」によると、中国では25年、エンボディドAI市場の規模が52億9500万元(1元は約19.5円)に達して世界の約27%を占め、人型ロボットの市場規模は82億3900万元に達して世界の約50%を占めることが予想されるという。

同報告は、「24年以降、川上から川下に至る産業チェーンの協働など複数の要因により、人型ロボット産業は、技術のたゆまぬ進歩とイノベーション、市場規模の持続的な成長、応用シーンの継続的な拡大と多様化、政策支援と資本投資の強化、国際協力・交流の強化といった発展傾向を示している」と指摘した。

同報告によれば、25年には人型ロボット産業が「技術検証期」から「大規模商用期」へと急速に移行する見込みだ。コストが低下しエコシステムが整備されるのにともない、同産業は新エネルギー自動車がたどった発展の道を同じようにたどり、中国経済の新たな成長分野になることが期待されている。(編集KS)

「人民網日本語版」2025年4月16日