外交部「米国と台湾の結託は自らを損なう危険な火遊びのようなもの」

2022年4月11日 - 未分類
中国外交部(外務省)の7日の定例記者会見で、趙立堅報道官が米国と台湾の結託に関する質問に答えた

【記者】報道によると、イエレン米財務長官は6日、「中国大陸部が台湾を『侵略』した場合、米国にはロシアのウクライナ侵略に対する制裁と同様の行動を取る能力と決意がある」と表明した。同日、シャーマン米国務副長官は「中国はロシア・ウクライナ紛争の問題における西側の足並みを揃えた対応から、台湾を武力で奪ういかなる行動も受け入れられないという教訓を汲み取るべきだ」と表明した。これについて、中国側としてコメントは。

【趙報道官】世界に中国は一つしかなく、台湾地区は中国領土の不可分の一部だ。台湾地区問題は中国の内戦が残した問題だ。台湾地区問題をどのような手段で解決するかは、中国の内政であり、これに干渉する権利はどの外国にもない。主権及び領土的一体性を守る中国人民の決意と意志は確固不動たるものだ。我々は最大限の誠意をもって、最大限の努力を尽くして、平和的統一の将来を勝ち取るべく努力するが、外部勢力の干渉と極少数の「台湾独立」分離主義者及びその分離主義的活動に対して、必要なあらゆる措置を取る選択肢を留保する。

現在、台湾海峡情勢が新たな緊張に直面している根本的原因は、台湾当局が「米国に頼り独立を謀る」企てを繰り返し、米側の一部にも「台湾を利用して中国を牽制する」意図があることだ。米国と台湾は互いに結託しており、特定の者にいたっては、台湾地区とウクライナという本質的に異なる二つの問題を意図的に同列に論じて、世論を惑わし、混乱に乗じて漁夫の利を得ることを企てている。これは火遊びであり、火遊びをする者は必ず自らを焼くことになるだろう。(編集NA)