「世界のベスト食事法2021」、地中海食が再びトップに

人民網日本語版 2021年01月22日10:45

2021年が始まったが、新年にあなたは健康的な食事を心がけているだろうか。米誌「USニューズ&ワールド・レポート」は先ごろ、年に1度の世界のベスト食事法ランキングを発表した。地中海食は心臓と脳の健康促進、慢性疾患予防、減量などの多くの健康面でのメリットにより、「世界のベスト食事法2021」の総合トップになった。中国日報が伝えた。

地中海食はさらに「ベスト植物性食事法(the best plant-based diet)」、「ベスト心臓健康食事法(the best heart-healthy diet)」などにも選ばれた。


◆地中海食とは何か?

地中海食とは、スペイン、フランス、イタリア、ギリシャなど地中海沿岸諸国の料理スタイルの影響を受けたもので、4年連続で「USニューズ&ワールド・レポート」から「ベスト食事法」に選ばれている。

地中海食の特徴は、多様な食材だ。豆類、穀物、野菜、果物、魚介類、オリーブオイルの調理を中心とし、適度に食用乳製品(主にチーズとヨーグルト)を食べ、適量のワインを合わせる。

地中海食とは特殊な食事プランやプロセスではなく、栄養学者が推奨する食事方法だ。ただ、これは全ての地中海沿岸地域・諸国の調理方法を代表するものではない。

地中海食の食品ピラミッド

◆地中海食の3大要素

地中海食の3大要素は、高繊維・高カルシウム・抗酸化だ。地中海食は次の内容を強調している。

・オリーブオイルを主な脂肪源とし、穀物、ナッツ・豆類、野菜、果物を多めに食べる。

・魚介類、卵、家禽、乳製品を適度に食べる。

・赤身肉とワインを少量摂取する。

地中海食は2013年に、ユネスコの「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表(Representative List of the Intangible Cultural Heritage of Humanity)」に正式に登録された。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年1月22日