上海ディズニー、11日より営業再開 一部のアトラクションは待ち時間ゼロ

上海ディズニーランドが11日、営業を再開した。午前9時、107日間にもわたって閉ざされていたディズニーランドのメインゲートがゆっくりと開かれ、営業再開後第1陣の来園者たちが秩序よく入園していった。

来園者はQRコードをスキャンしてからでないと入口待合エリアに入ることができないため、ディズニーランドの入口待合エリアでは、パフォーマーたちが掲示板を掲げてゲストを誘導していた。午前8時30分、入口待合エリアで来園者たちは1メートルの「ソーシャルディスタンス」をしっかり確保し並んでいた。ディズニーの仲間たちとの触れ合い・記念撮影、パレード、夜間イルミネーションショー、キッズプレイエリア、シアターでの2大ミュージカル・ショーなど、インタラクティブ活動が頻繁に行われるスポットやアトラクションは、当面再開を見合わせている。

「来園者の数が多くないので、人気アトラクションの間を走って回る必要はない」と話す上海理工大学の朱陶韻さんは午前9時に入場すると、まず「空飛ぶダンボ」のアトラクションにやって来た。アトラクションの入り口には、ソーシャルディスタンスを保つための警告ラインが1メートルごとに引かれているのに気づいたという。そして来園者2人が待合エリア隔離ラインに立つと、ほとんど並ぶことなく、すぐにアトラクションを楽しんでいた。「空飛ぶダンボ」など、アトラクション規模が比較的小さな施設では、1台あたりの乗員も制限されている。

アトラクション「クリスタル グロット」の入口では、パフォーマーが「ソーシャルディスタンスを保って下さい」と書かれた掲示板を掲げていた。クリスタル グロット号の座席エリアには、1メートルごとに黄色い隔離線が設けられ、他人同士は座席の間隔をあけて座るようになっていた。もともと42人だった各船の定員は15人にまで減らされていた。

上海ディズニーリゾート社長兼GMのジョー・スコット氏は、「ディズニー・タウン、星願公園および上海ディズニーランドホテルが3月初旬に営業を再開し、多くの来園者から評価や激励を得て、私たちはより大きな感銘を受けた。本日、上海ディズニーランドの営業が再開されたことを非常に嬉しく感じており、ますます多くの来園者がこのマジカル・スペースに戻ってきてくれることを期待し、歓迎する」と話した。

上海ディズニーランドは、営業再開後、当面の間、入場者数制限や入場券の事前購入・来園予約、パーク内の待合エリア・レストラン・アトラクション施設・その他施設における安全なソーシャルディスタンス確保、消毒回数の増加など、新しい運営方式やプロセスを実施する。(編集KM)

「人民網日本語版」2020年5月11日