鐘南山院士、「新型コロナは人体内で生存しやすい状態に変異した」
中国工程院の鐘南山院士は10日、韓国の新型コロナウイルス感染防疫専門家とオンライン会議を実施した際、世界の防疫対策について、新型コロナウイルスが人体内で生存しやすい状態に変異していることと、欧米諸国の政府の感染拡大防止抑制に対する態度の2点について指摘した。中国新聞網が報じた。
まず、新型コロナウイルスは既に突然変異を起こして人体で生存しやすい状態になっており、伝播力が非常に強く、致死率がインフルエンザの20倍以上になっているという問題を重視する必要がある。
次に、欧米諸国の態度について、鐘院士は、「どの国で爆発的流行が起きていても、世界中が安心することができず、封じ込めたとは言えない」とし、「世界が共に努力し、共にワクチンを研究しなければ、本当の意味で新型コロナウイルスを封じ込めることはできない」と強調した。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年4月11日