新型コロナの試練を経て中日関係は引き続き良い方向へ発展

2020年4月2日 - News 日中関係
人民網日本語版 2020年04月02日10:42
新型コロナの試練を経て中日関係は引き続き良い方向へ発展

中国が新型コロナウイルスの感染拡大と戦う過程において、日本各界は中国に対して大変貴重な良い言動を多く行った。現在日本が感染拡大を阻止する正念場にあり、中日が感染症との戦いで協力することの重要性と必要性が一層明らかになっており、中国各界・各地も日本側に感染症との戦いに必要な物資を多く支援している。取材した日本の学者は「中国の感染症との戦いにおける措置は大国の決意、犠牲、責任感を存分に示した。これは中国自身のためでもあり、日本を含む国際社会も助けた」と指摘した。感染症を前に、東アジア地域の公衆衛生協力を深めるための提言がなされている。中国青年報が伝えた。

■日本の学者「中国が感染症との戦いに必ず勝つことを早い時期から確信」

早くも1月27日に道紀忠華シンクタンクの日本首席代表である後藤錦隆氏は取材に対し、中国の感染症との戦いの行動に対する理解と支持を鮮明に表明し、「感染症との戦いにおける措置によって、中国が責任ある大国として引き受けるものと意思、決意と犠牲の大変な大きさが存分に示された。これは中国自身のためでもあり、日本を含む国際社会のためでもあった。中国の確立した疾病コントロールモデルと防災経験は、世界各国が参考とし、模倣できるものだ」と述べた。また、国際的な覇権勢力、反中勢力が感染症の災禍を利用して中国に悲観的な声を上げ、中国を中傷していることについて、後藤氏は当時「こうした勢力の意図は失敗する運命にある」と表明した。

■中日は感染症との戦いで引き続き協力を強化

中国の孔鉉佑駐日大使は3月27日、中国と世界の感染防止・抑制状況及び中日関係について、日本記者クラブで演説した。孔大使は「隣国である中日両国は、大きな災害・災難を前に常に支援し合うことができる。中国側は各地で続々と操業・生産を再開する中、日本の感染防止・抑制を支えるため、防疫物資生産企業が速やかに生産を再開し、日本に輸出できるよう積極的に調整し、後押しをしている。一部の企業はすでに対日輸出を始めた」と指摘。

「新型コロナウイルスの感染拡大は中日間の既定の二国間交流の取り決めを混乱させ、人的往来と経済・貿易協力にも大きな影響を与えた。だが現在の困難は一時的なものに過ぎない。中日関係が良い方向へ発展するという趨勢に変化はない。私は今回の感染症による試練を経て、中日関係の基盤がさらに強固になり、一層の改善と発展を得ることを期待し、また信じている」と述べた。

公衆衛生分野における中日両国、この地域、さらには世界各国の協力の拡大について、孔大使は(1)中日両国が引き続き感染症との戦いで手を携えて協力する(2)中日韓及びこの地域の公衆衛生分野の協力を強化する(3)グローバル・ヘルス・ガバナンスを発展させ、推進させる(4)世界経済を速やかに下支えすることを提言した。協力して世界経済を下支えすることについて、孔大使は「世界第2、第3のエコノミー及び貿易大国である中日両国はこの正念場において、域内包括的経済連携(RCEP)の早期調印を後押しし、中日韓自由貿易協定(FTA)の交渉を加速して、世界経済が健全な発展を回復するための強心剤を注入するべきだ」と表明。日本の政府とメディアも孔大使の提言に深く賛同し、これを評価した。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年4月2日