新型肺炎収束後、中国経済の発展はさらに多くの新たな原動力を獲得

2020年2月28日 - 経済

「この時期であるからこそ、なおさらに全面的、弁証法的、長期的な視点で中国の発展を見て、なおさらに自信を強め、決意を固める必要がある」。習近平総書記が新型コロナウイルスによる肺炎への対策と経済・社会発展の取り組みの統合的計画に関する会議で発表した重要談話に、世界は経済・社会発展目標を達成する中国の必勝の信念を目の当たりにした。中国は新型肺炎対策に力を入れながら、操業・生産再開にも力を入れ、ターゲットを絞った計画の政策措置、一歩一歩着実に進める実際の行動によって、感染拡大の経済への影響を減らすべく努力している。中国は世界と緊密に結びついており、中国は全世界の公衆衛生上の安全に責任を負う姿勢を揺るがず堅持し、自らの発展によって世界経済の発展に貢献するという初志も堅守している。

経済・社会はダイナミックな循環システムであり、長期間中断することはできない。政府は行動において、エリアとレベルを分けたターゲットを絞った感染防止対策を実施し、人とモノの流れを再開させ、貨物輸送・物流制限を緩和する。企業は行動において、飛行機や高速鉄道をチャーターして従業員を職場へ復帰させるなどの創造的なやり方を多く実行している。新型肺炎は中国経済を押しつぶせない。国際ウォッチャーは、従業員の復帰、原料の供給再開、製品の出荷再開が徐々に実現するのに伴い、中国の経済運営は必ず早期に正常化すると信じている。国際通貨基金(IMF)のゲオルギエヴァ専務理事は、中国経済は第2四半期に正常化すると見る。米イェール大学シニアフェローのスティーブン・ローチ氏は感染状況が徐々に抑制されるに伴い、中国経済は力強い上昇に転じる可能性もあると指摘し、「私は中国経済の長期的発展の見通しを楽観視している」と表明した。

経済グローバル化の時代において、世界各国は相互に依存しており、運命共同体であり、利益共同体でもある。中国は対外開放と国際協力の深化を強調し、経済貿易パートナーとの意思疎通と調整を強化し、グローバル供給チェーンにおいて重要な影響力を持つリーディングカンパニーと重要段階の生産・供給再開を優先的に確保し、グローバル供給チェーンの安定を維持して、世界全体の共同発展に責任を負う大国としての努力をはっきりと示した。

全面的、弁証法的、長期的に見て、中国経済への感染状況の影響は一時的なものだ。中国経済は強靭で、内需が広大で、産業基盤が厚く、長期的好転という中国経済のファンダメンタルズに変化はない。中国は世界第2のエコノミー、世界最大の製造業大国、グローバル供給チェーンの重要な中枢、世界最大の物品貿易国、世界第2の外資流入国及び対外直接投資国だ。中国は1人あたりGDPが1万ドルの大台に乗り、中所得層が4億人を超え、世界で最も成長性ある消費市場だ。最近、テスラ、BMW、トヨタ、サムスン、エアバス、ハネウェルなど多くのメーカーが操業・生産再開を発表。「クラウド契約」を通じて中国に進出する外資系企業も少なくない。これらは外資を引きつける中国の総合的な競争優位性に変化はなく、外国の投資家の中国への信頼と投資戦略に変化がないことを十分に物語っている。

試練を通じてチャンスを見、中国経済の潜在力と将来性を見ることができる。一部の国際ウォッチャーは、中国の全民挙げての新型肺炎との戦いが「Stay-at-Home Economy」と「クラウド生活」をもたらしたことに注意を払っている。スマート製造、無人配送、オンライン消費、医療・健康など新たな業態やモデルが逆に成長し、民生のニーズに応え、新たな消費の潜在力を解き放っているだけでなく、質の高い経済発展のためにも新たな空間を開拓している。新型肺炎と戦うため、中国は試薬、医薬品、ワクチンの開発支援を強化し、バイオメディカル、医療設備、5G網、インダストリアル・インターネットなどの発展加速を後押ししている。新型肺炎の収束後、中国経済の発展はさらに多くの新たな原動力を獲得することが期待される。

中国には感染症に打ち勝つ能力と自信と底力があり、圧力を原動力に変え、危機をチャンスに転じ、経済・社会発展目標を達成する自信も完全にある。安定的に発展する中国経済は、必ず世界全体の成長に自信と原動力を与え続けることができる。(編集NA)