中国メーデー3連休、予想国内旅行者1億4900万人 観光収入1兆5千億円

2018年4月30日 - 観光

中国文化・旅游(観光)部(省)が25日に発表した「メーデー3連休の旅行ガイド」によると、中国旅游研究院が中国全土の60都市で展開した「中国都市・農村部の住民の旅行意欲調査」では、今年第二四半期(4-6月)のうち多くの住民が旅行に行きたいとする時期は5月に集中していることが分かった。うち、メーデーに合わせた3連休を選ぶ人が36.6%と、観光の需要が一気に高まり、観光市場は繁忙期となりそうだ。3連休中、中国全土の国内旅行者数は延べ1億4900万人、国内の観光収入は880億元(約1兆5224億円)に達すると見込まれている。人民日報が報じた。
近場への旅行が人気となっており、調査によると、5月に旅行に行きたいと考えている人のうち、「近郊」を選んだ人が31.2%を占め、郊外などの近場への旅行が大人気となっている。目的を見ると、果物狩りや海辺でのバケーション、登山・トレッキングなどが人気だ。
また、間に休みを取って週末と連休をつなげて長期間旅行に行く人も多い。5月に旅行に行きたいと考えている人のうち、「7日以上」が18.1%、「4-7日」が48.4%だった。そして、6割以上が間に休みをとって連休を長くすると答え、うち、「90後(1990年代生まれ)」の若者が明らかに多く、旅行消費の分野ではポテンシャルが高い。
家族で旅行に出かけて楽しい時間を過ごしたいと考えている人が多い。5月に旅行に行きたいと考えている人のうち、「家族と一緒に旅行に行きたい」との回答は55.1%、「友人らと一緒に旅行に行きたい」との回答が18.9%だった。アクティビティを見ると、動物園、博物館など、文化と組み合わせた旅行が人気で、親子旅行では、上海ディズニーランド、長隆ツーリストリゾート、北京ハッピーバレーなどのテーマパークが人気だ。