東京の中国文化センターで「中国剪紙文化展」開催 春節を祝う

2018年1月26日 - 社会

中国の春節(旧正月、今年は2月16日)を目前に控え、東京の中国文化センターは24日、一日限定で剪紙(切り絵細工)教室を開催した。文化研究者で剪紙伝統工芸家の王超鷹さんが剪紙の講座を行った。また、「歓楽春節-中国剪紙文化展」の開幕式も行われ、同センターの石永菁センター長、在日本中国大使館の陳諍・文化参事官など、中日各界の関係者が出席した。人民網が報じた。
石センター長は挨拶の中で、「王さんは剪紙工芸家であるだけでなく、文字造型も研究しておられるロゴデザイナー。中国の大手ネットショッピングサイト・淘宝網や多数の日本企業のロゴデザインをしてこられた。今回の文化展は当センターが主催する春節文化シリーズイベントの一環で、今後も各種イベントが順次開催される」と紹介した。
陳参事官は挨拶の中で、「今日、王さんの講座や展示会を通して、皆さんが中国の春節の習慣や文化に対する理解を深めることができると信じている。中国では春節に切り絵を飾りとして窓に貼る習慣がある。今回展示される王さんの作品には、素晴らしい生活を期待する願いが込められている。その願いにより、皆さんに新しい年の幸運をもたらすことを願っている」と語った。
王さんは取材に対して、「私は31年前に日本に留学していた。1995年に大学を卒業した後、阿里巴巴(アリババ)や網易などのロゴデザインを手掛けた。中国のブランドにとって、最も重要なのは文化的要素を反映させること。剪紙は当初、実質的にはビジュアル的な言語で、アートではなかった。最初、人々は意思の疎通を図るために、手紙の代わりに剪紙を使った。剪紙はまた、中国で最古の絵画でもある」と説明した。
同文化展では、剪紙の作品1000点以上が展示されている。これほど大規模な展示は日本で初となる。同展示会は2月2日まで開催されている。