近平国家主席が日本の安倍晋三首相と会談

2018年1月18日 - 政治

習近平国家主席は11日にベトナム・ダナンで、日本の安倍晋三首相と会談した。新華社が伝えた。
習主席は、「中日関係の安定発展は双方の利益に合致し、地域と世界に対して重要な影響をもつものだ。今年は中日国交正常化45周年にあたり、来年は中日平和友好条約締結40周年を迎える。双方は両国国民の根本的利益を出発点として、平和、友好、協力という大きな方向性を正確に把握し、たゆまず努力を通じて、有利な条件を積み上げ、中日関係の持続的改善と好転発展を推進しなければならない」と述べた。
習主席は、「中日関係改善のカギは相互の信頼関係にある。日本がより多くの実際的な行動と具体的な政策で中日が互いに協力パートナーであり、互いに脅威にはならないとの戦略的共通認識を体現することを希望する。歴史や台湾地区など中日関係の政治的基礎に関わる重大な原則の問題については、常に中日間の4つの政治文書と双方の共通認識に基づいて事を行わなければならない。建設的方法で両国の間に存在する溝を適切に管理コントロールする必要がある」と強調した。
また習主席は、「互恵協力は中日関係の前進発展の原動力だ。新たな情勢の中で、双方は二国間の実務協力の水準を引き上げ、地域経済一体化を積極的に推進し、『一帯一路』(the Belt and Road)の枠組み内での協力の早期実現を推進する必要がある。双方は引き続き文化、メディア、青少年などの分野での協力を強化し、両国が相次いで五輪を開催する機会を利用して五輪関連の協力を展開し、両国関係の発展を支える民意の結びつきを強める必要がある」と指摘した。
安倍首相は、「日本は中国と共に努力して、来年の日中平和友好条約締結40周年を契機に、両国の戦略的互恵関係が引き続き前向きに発展するよう推進したい。日本は中国との間でトップレベルの交流を強化し、互恵・ウィンウィンの経済貿易協力を展開し、コネクティビティと『一帯一路』の枠組み内での協力を積極的に検討していきたい。観光、文化、青少年などの交流を深めたい。日中は2020年と2022年に相次いで夏季五輪、冬季五輪を開催するので、日本はこれを機会に中国との交流協力を展開したい」と述べた。