解放軍駐マカオ部隊、特区災害救助活動に初出動 高い評価受ける

2017年8月30日 - 社会

台風13号「ハト」がマカオ(澳門)地区を直撃し、深刻な人的被害と財産被害をもたらし、マカオ地区住民の仕事や生活は、重大な打撃を被っている。「マカオ特別行政区基本法」および「駐軍法」の規定に基づき、マカオ特区政府からの要請を受け、中央人民政府による許可を経て解放軍駐マカオ部隊が25日、中央軍事委員会の命令により、法律に則ってマカオ特区政府での災害救助協力活動を展開した。同部隊が特区の災害救助活動に参加するのは、マカオ地区が中国に返還されて以来、初めてのことだ。人民網が伝えた。
解放軍駐マカオ部隊弁公室は28日、「解放軍駐マカオ部隊がマカオ特区政府に協力し、災害救助任務を完了後撤収したことに関する公告」を発表した。同公告によると、多くの隊員が昼夜問わず救助活動に取り組み、困難や危険を顧みず、奮闘を続けた結果、28日午前8時前に無事救助活動を完了させ、部隊は駐屯地に引き返した。
部隊が救助活動に当たっている間、多くのマカオ地区住民が隊員に食料や飲用水、物資などを差し入れ、社会団体やボランティア団体は隊員とともに、救助活動に参加した。
特区政府広報官弁公室は28日、次の通りコメントした。
「特区政府と多くの住民は、中央政府の配慮と支持のもと、駐マカオ部隊の救助活動への貢献に対し、心からの敬意と感謝の意を示している。三日三晩におよぶ奮闘を経て、28日午前7時、部隊はマカオ半島十月初五街などの11ヶ所の区域における災害後の処理・片付け作業を終えた。作業を終えた面積は、累計107万6千平方メートル、街道は総距離約120.5キロメートルに及び、処理のために伐採した樹木は約680本、撤収した廃棄物は車両約700台分に達した」。