フォーチュン・グローバル・フォーラム 広州で開幕へ
広州市政府は3日に広州塔(広州タワー)で記者会見を行い、米経済誌「フォーチュン」が主催するフォーチュン・グローバル・フォーラムの準備状況を報告した。2017年フォーチュン・グローバル・フォーラム執行委員会の蔡朝林代表の説明によると、11月現在、参加企業は計388社で、このうち500社番付に入る企業が152社、各産業のリーディングカンパニーが72社に上り、参加者は国内外各界の代表で1千人を超える予定だ。
同フォーラムは1995年にスタートした。招待制を取り、参加者は大手多国籍企業の会長、社長、最高経営責任者(CEO)、上級管理職に限られ、他の参加者とともにグローバル経済の問題を追求する。これまでに14回開催され、20数年にわたる発展を経て、今ではグローバル経済のトレンドを把握する上で最も明確かつ最も直接的な窓口になっている。中国ではこれまで4回開催され、中国の改革開放と現代化建設の新たな成果を見届けてきた。
今年のテーマは「開放性とイノベーション:グローバル経済の形成」で、グローバル経済情勢の深層レベルの変化をめぐり、各方面に関心を高めるよう呼びかけ、中国企業とグローバル企業との科学技術革新分野における交流と協力を模索し、中国の革新発展の最新の成果を紹介し、中国がグローバル経済のガバナンスに深く関わるよう促進し、新しい発展理念を実践する場となる。広州市もみずからの発展事例に基づいて、フォーラムに中国の知恵と経験を注入し、開放・革新の推進プロセスで中国が獲得した成果を十二分に示し、重要発展分野における国際的な発言権と影響力を向上させたいとしている。
政界からの参加者で最も注目を集めるのは、なんと言ってもカナダのジャスティン・トルドー首相だ。企業代表には、アップルのティム・クックCEO、ジョンソン・エンド・ジョンソンのアレックス・ゴースキーCEO、フォードのビル・フォード会長、阿里巴巴(アリババ)集団の馬雲会長、騰訊(テンセント)の馬化騰会長、聯想(レノボ)集団の楊元慶社長兼CEOなどの名前が並ぶ。このほか各国の政府要人や国際機関の代表、学術専門家、各界の著名人、タイム社や「フォーチュン」の代表なども参加する。
フォーラム開催期間には、世界の重要都市の市長も広州に招待され、世界の都市の先進的な発展経験を共有して、グローバル都市の管理者とビジネス界のリーダーとの相互連動や協力が強化されるという。