中国で「シニア教師」12万人が指導バックアップへ

318月 - による chunichi888 - 0 - 今月の話題 教育 社会

中国教育部(省)は8月30日の取材に対して、同部など10当局はこのほど、「国家シニア教師行動計画」を発表し、定年退職した教師の各級各種の教育活動を全面的に推進する計画であることを明らかにした。新華社が報じた。

計画は具体的な目標として、3年後をめどに、シニア教師が各級各種の教育にサービスを提供する活動体系をほぼ整備することを掲げている。また、政府主導で、社会が参加するシニア教師発展構造の基礎を立ち上げ、デジタル化がシニア教師の活動レベルを引き上げるよう促進し、オープンで柔軟性のあるオンラインと対面式を組み合わせた指導スタイルを継続的に整備し、中国全土のシニア教師チームの規模を約12万人まで拡大させ、教育強国建設と人口高齢化への積極的な対応、国民全体が生涯にわたって学習活動に参加する学習型社会、学習型大国建設などにおいて、目覚ましい作用を発揮するよう促進することも目標に掲げている。教育部教師工作司の責任者によると、中国の今後の教育の分野を見ると、教師の定年退職がピークを迎えることになる。

そのため、「国家シニア教師行動計画」を実施するのは、国家レベルで高齢者が充実した暮らしができるようサポートするプラットホームを構築し、有益な補充とモデルによるリード、経験を伝え若者を育てるといった面に寄与し、青年教師や学生の成長を促進するのが狙いだ。「国家シニア教師行動計画」は主に、普通高等教育、職業教育、基礎教育、生涯教育、民間教育機関での教育の5大分野をカバーしている。対面式の基礎教育に参加するシニア教師の年齢は65歳以下で、他の教育の分野は70歳以下とし、オンラインで参加するシニア教師の年齢は適度に調節されることになるという。