中国の国家宇宙実験室が正式に稼働
中国有人宇宙事業弁公室の林西強副主任は18日、有人宇宙飛行宇宙応用・発展状況説明会で、「中国の国家宇宙実験室は現在正式に稼働しており、そして中国の独自色を持つ近地球宇宙科学・応用体制を構築した。宇宙応用は秩序正しく行われており、成果が続出している」と述べた。中国科学報が伝えた。2022年末に全面的に完成した中国の宇宙ステーションは、中国の宇宙科学関連学科・分野が最も多く、軌道での支援能力が最も高く、有人参加と宇宙地上間輸送などの独特な優位性を兼ね備えた国家宇宙実験室で、大規模な宇宙科学研究を展開する能力を備えている。中国の有人宇宙飛行は立案当初より中国科学院が筆頭で担当し、宇宙応用システムを特別に構築し、有人宇宙船を利用し宇宙科学・応用分野の先端任務を遂行している。中国の有人宇宙飛行宇宙応用システム副総指揮で、中国科学院宇宙応用プロジェクト・技術センターの王強副センター長は、「宇宙ステーションの科学実験設備は現在、軌道上のテストをほぼ完了している。
軌道上で安定的に高い信頼性で運用されており、大規模な宇宙科学研究を行う能力を備えている。宇宙ステーションは現在まで60数件の実験プロジェクトと1万回にのぼる軌道上実験を実施し、60TB近くのオリジナル実験データを取得し、300点以上の科学実験サンプルを地上に届けている」と説明した。