書画に日中友好願う

2017年8月15日 - 中日交流 文化芸術

図/文提供 名古屋・上海青少年書画交流展  石青松

日中書画篆刻交流会主催の名古屋・上海青少年書画交流展が8月9日に名古屋市博物館で開幕した。当日は来賓として中華人民共和国駐名古屋総領事鄧偉、名古屋市市会議員馬場のり子、名古屋市国際観光文化交流局長渡邉正則を迎えて10時30分から会場で開会式が行われた。各来賓から心温まるお祝いの言や励ましのメッセージなどをいただいた。

1994年来20年以上に及ぶ日中両国の友好および書を中心とする芸術文化交流を継続してきた日中書画篆刻交流会の胡永華会長が次代を担う青少年の交流が両国友好の基盤であるとの信念から両国青少年の書画作品を集め上海と名古屋での展覧会を企画したものである。

書、画作品85点というささやかな展示会ではあるが、4才からの児童がもなくのびやかに気持ちよく創作したの作品はそれだけに、見る者にかつての純真な心を呼び戻させリフレッシュさせるように思われる。とても和やかな雰囲気に満ちた展覧会である。

セレモニーには上海青少年書画訪日団団長劉威廉はじめ出品児童と家族、その他関係者が出席し、友好ムードが会場に満ち溢れた。劉団長、今後も民間レベルの交流を推進し中日両国の青少年の友好交流の実現に力を尽くす旨力強く開会のご挨拶を述べた。

主催者として今年名古屋観光文化交流特命大使と任命された胡永華会長は「日中関係は歴史の中で何度も困難にあったが、民間交流は一度も途切れることはなかった。青少年は日中友好の未来であり、希望だ」と話した。