中国のメーデー連休 事前予約で安全・快適な観光を実現

2020年5月4日 - News 観光

1日、上海の観光地、朱家角古鎮の入り口で予約を証明する2次元バーコードを提示し入場する観光客。(上海=新華社記者/陳愛平)

 【新華社上海5月4日】中国上海市の各観光地は、今年のメーデー連休(5月1~5日)中、観光客の受け入れを規定の1日当たり最大入場者数の30%を超えないこととし、チケットは完全予約制を取り入れた。

中国のオンライン旅行大手の携程旅行網(シートリップ)によると、メーデー連休中、中国の約4千の景勝地がオンライン予約を導入し、4月以降、旅行を予約するユーザーが倍増したという

1日、上海の観光地、東方緑舟の入り口で入場者の体温を測定し、健康コードを確認する職員。(上海=新華社記者/陳愛平)

 国家4A級(上から2番目のランク)観光地を運営する上海東方緑舟企業管理の黄瀅(こう・えい)副総経理は、1日当たりの最大入場者数が25%を超えると入場制限の通知を出して、観光客に周辺の観光地に向かうよう案内することで混雑や密集を回避し、入場者が安全、安心に観光できるようにしていると紹介した。

 また、観光客の時間差入園を徹底するため、同社では開園時間を以前の朝8時半から8時へ前倒しし、早く到着した観光客を入場させている。また中高年層や観光地の予約に不慣れで予約なく訪れた人のための入場枠を別途確保し、ボランティアが現場でこうした人々のために予約の手伝いも行っている。

 上海市文化・観光局の統計によると、上海市内130カ所の主要観光地が連休初日に受け入れた人数は45万6千人だった。(記者/陳愛平)

China Xinhua News