キューバのエネルギー危機、中国の太陽光発電支援で打開へ

2026年3月20日 - 未分類

米国の石油封鎖が深刻化、中国が再生可能エネルギーで支援

カリブ海の島国キューバは、ドナルド・トランプ前米大統領による石油供給に対する厳しい封鎖措置により、深刻なエネルギー危機に直面しています。これに対し、中国が太陽光発電プロジェクトを通じてキューバを支援し、同国のエネルギー自立と電力網の安定化に貢献しています。

Image : 新華社

米国の石油封鎖とキューバの苦境

トランプ政権は、キューバへの石油供給を事実上遮断する政策を強化しており、これによりキューバは燃料不足と大規模な停電に頻繁に見舞われています。報道によると、2026年3月にはキューバ全土で1週間に2度も停電が発生するなど、その影響は国民生活に深刻な打撃を与えています。

この封鎖はベネズエラからの石油供給を標的としたもので、キューバの経済をさらに圧迫しています。キューバ政府は米国との対話を模索しているものの、米国の圧力は依然として強い状況です。

中国の「太陽光外交」

このような状況下で、中国はキューバに対し太陽光発電技術と資金を提供することで、同国のエネルギー問題解決に手を差し伸べています。中国の支援により、キューバは2025年初頭から2026年初頭にかけて、49の新たな太陽光発電所を電力網に接続し1,000メガワット以上の発電能力を追加しました。これにより、キューバの電力供給における太陽光発電の割合は、わずか1年で5.8%から20%以上にまで増加しています。

中国の支援は、単なる経済援助にとどまらず、キューバが2050年までに完全にカーボンニュートラルを達成し、米国の封鎖からエネルギー的に自立するという長期的な目標を支援するものです。

地政学的な意味合い

この中国によるキューバへの支援は、米中間の地政学的な影響力争いの一環としても捉えられています。米国がキューバへの圧力を強める一方で、中国は再生可能エネルギー分野での協力を通じて、カリブ海地域における自国の存在感を高めています。これは、中国が「一帯一路」構想の一環として、途上国のインフラ整備を支援する戦略とも合致しています。

キューバのエネルギー自立への道

キューバは中国の支援を受けながら、2028年までに92の太陽光発電施設を建設し、約2,000メガワットの電力を追加することを目指しています。これにより同国は化石燃料への依存を減らし、より持続可能なエネルギー供給体制を確立することが期待されます。米国の封鎖が続く中で、中国の支援はキューバにとって生命線となっており、今後の両国関係の深化とともにカリブ海地域のエネルギー情勢に大きな影響を与えることでしょう。

      

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