2025年大阪万博 中国館「北京イベントウィーク」が開幕~「美しい北京、開花万博」をテーマに文化交流と協力を促進~

2025年5月8日 - News 今月の話題 行事

2025年5月8日大阪・関西万博の中国館において、「北京イベントウィーク」で開幕した。テーマ「美しい北京、開花万博」のもと、5月8日から10日までの3日間、文化・観光・ビジネスなど11の多彩なプログラムが展開されている。

◆日中文化交流の華やかな舞台
開幕式では中国館正門広場にて、漢唐舞「三彩舞華章」やカンフー舞踊「竜韻」が披露され、日中両国の芸術家が共演。参加者は北京市のシンボル「北京雨燕」をモチーフにしたバッジを着用し、文化交流を通じた相互理解を深めた。

書道交流イベント「書林翰墨伝友誼」では、日中書道家が合作揮毫を行い、AI技術を活用した短編映画「墨韻新生」を上映。北京市無形文化財に指定されている「御筆坊」の毛筆制作技術も紹介され、来場者は中国伝統工芸の精髄に触れた。

◆北京の魅力を多角的に発信
「北京中心軸」プロモーションでは、デジタル技術を駆使した没入型展示「デジタル中軸・小宇宙」が登場。3Dモデリング技術で再現された歴史的建造物が来場者を魅了した。写真展では緑化政策や歴史的景観、イノベーション都市としての顔など、多面的な北京の姿を22点の作品で紹介。

伝統工芸展示では、精巧な面塑(米粉細工)や170年以上の歴史を持つ凧制作技術を展示。文化公演では書道や太極の要素を取り入れた舞踊・声楽パフォーマンスが披露され、北京の深い文化蓄積を感じさせる内容となった。

◆ビジネス協力の新たな枠組み構築
「投資北京ウィンウィンの未来」大阪特別プロモーションでは、北京市の科学研究環境整備や外資系企業向け優遇政策を説明。8日午後には「2025都市新エネルギーフォーラム」を開催し、昌平区のエネルギー産業発展戦略を紹介するなど、日中企業間協力の可能性を探った。

情報技術、新エネルギー、医療健康、文化創造産業など多分野から北京市の40社以上が参加。航空会社や旅行会社による訪中ツアープログラムの提案も行われた。

2025年大阪万博は4月13日から10月13日まで開催中。中国館は「人間と自然の生命共同体を共に構築する——グリーンに発展した未来社会」をテーマに、持続可能な社会構築に向けた中国の取り組みを発信している。

      

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