牡丹江市と大津市友好交流40周年振り返り・より明るい未来へ書画展

2024年12月27日 - News 多文化理解 文化交流

2024年12月26日11時からNPO法人全日本文化教育連盟機構(滋賀県)、一般社団法人日本黒龍江同郷総会(東京都)及び大津市日中友好協会三つの民間団体が協力し、冒頭の書画展を大津市立市民文化会館にて開催しました。

NPO全日本文化教育連盟機構馬聖龍司会、王培英翻訳担当

開催当日のレセプションにNPO法人全日本文化教育連盟機構の馬樹茂理事長は当展示会を企画する経緯を述べ、展示会開催まで、中国駐大阪総領事館、牡丹江市外事部門、大津市文化振興課、大津市産業振興部観光振興課(途中加入)からのご指導とご応援を得たことに感謝の言葉を送りました。また、当展示会開催まで、架け橋になった三井寺福家俊彦長吏、泉福寺竺文彦住職、西念寺青木寛正前住職及び永源寺森慈尋教学部長にお礼の意を伝えました。
レセプションをスタート時点で、出席者は牡丹江市政府と黒龍江省[玫瑰]僑聯文化促進会会長王剛から扱ったそれぞれの祝福画像を鑑賞しました。

続いて、一般社団法人日本黒龍江同郷総会趙長波会長が牡丹江市楊勇市長から寄せられたメッセージを代読しました。牡丹江市市長はこれまで両市の民間交流、両市政府間の交流成果を肯定し、これから官民による交流において、さらに経済、文化、産業、スポーツ等多方面へ広げ、交流の深さも新しい目標に到達するようにという希望を届きました。

大津市佐藤健司市長からの祝辞は、大津市産業観光部岡嶋一郎部長が代読しました。佐藤健司市長は今回展示会の民間主催者に感謝の言葉を届き、同時に「これらの書道作品が両市を結ぶ懸け橋となり、両市そして両国の相互理解を深め、末永い交流のための大きな原動力になるものと確信しております。」といいました。佐藤健司市長は記者だった時に両市の交流イベントで牡丹江市に訪ねて行ったことがあるようです。

中国駐大阪総領事館方炜副総領事が40年にわたる両市間の交流成果を誉めて、両市交流から中日両国間交流の未来を描きました。特に日本の岩屋外相が中国訪問を皮切りに、中日官民間の親善友好は良い方向に進めるあかしであると方炜副総領事が来場者に希望を与えました。

大津市文化振興課課長、大津市立市民文化会館館長である梶田女史は両市間文化・芸術交流成果をあげ、温故知新、今後両市より深い交流に、これまでのように民間団体が企画した友好交流に後援をし続けるといい、会場の民間団体にエールを送りました。

主催者でもある大津市日中友好協会の八田憲児会長は、NPO法人全日本文化教育連盟機構が昨年京都市京セラ美術館で開催した「湖都古都芸術大賞展(日中作家展)」から今回展示会に寄せてくれた牡丹江市書画院作家の作品と大津市市民(NPO心のふるさと書道会会員)の書道作品の鑑賞感を述べ、日中友好交流における文化芸術交流の重要な役割を語りました。

40周年記念として、牡丹江市は大津市に書道のプレゼントを贈呈しました。

最後、大津市日中友好協会の青木美津子さんがアルトサックスにより「琵琶湖周航の歌」を披露し、中日新報の孫麗総編集者が中国の国粋である京劇(梨花颂)を披露することによって、牡丹江市と大津市友好提携40周年記念レセプションを盛り上がりました。

文:王培英 撮影:趙春艶