中国国防部長「台湾地区を中国から分裂させる者がいれば戦争を辞せず」
人民網日本語版 2022年06月13日13:36
魏鳳和国務委員兼国防部長(国防相)は12日、第19回アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)で「地域秩序に対する中国のビジョン」をテーマに演説を行った。新華社が伝えた。
魏部長は「人類社会は歴史上稀に見る多重の危機の最中にあり、その打開策は多国間主義を維持・実践し、人類運命共同体の構築を推進することにある。中国が発展し前進する歩みは阻むことができず、平和的発展路線を歩む中国の決意は確固不動たるものだ。中国の発展は脅威ではなく、世界の平和と発展に対する多大な貢献だ。中国は防御的な国防政策を取っており、中国軍は常に平和の軍隊であると同時に、国家の主権、安全保障、発展上の利益を断固として守っていく。アジア太平洋は世界で最も活力と発展の潜在力のある地域であり、各国はアジア太平洋運命共同体の構築及びアジア太平洋地域における恒久的平和と普遍的安全の実現という素晴らしいビジョンに向かって邁進するべきだ」と指摘した。
魏部長は台湾地区問題について厳正な立場を表明。「台湾地区は中国の台湾地区であり、台湾地区の問題は中国の内政であり、祖国統一は絶対に実現しなければならない。『台湾独立』分裂活動に前途はなく、外部勢力の干渉がその目的を達成することはできない。平和的統一は中国人民の最大の願いであり、我々は最大限の努力を払う意向だが、もし台湾地区を中国から分裂させようとする者がいれば、我々は一戦も辞せず、代償を惜しまない。いかなる者も中国軍の決意と意志、強大な能力を過小評価してはならない」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年6月13日