中国、「インターネット+」で運動をより楽しいものに

2021年8月24日 - News コロナ時代 社会

スポーツ施設のクラウド予約、フィットネスのリモート学習、運動器具のオンライン購入。「インターネット+スポーツ」がますます重要な役割を担い、スポーツ産業の力強い発展をサポートしている。国務院はこのほど「全国民フィットネス計画(2021-25年)」を通達し、全国民フィットネスのスマート化サービスの提供、オンライン・スマートスポーツイベントの開催推進を行い、スマートフィットネス、クラウドスポーツイベント、バーチャルスポーツなどの新興スポーツの展開を支援すると強調した。人民日報海外版が伝えた。

各都市のスポーツ発展の積極性を高めるため、国家体育総局は昨年より「国家スポーツ消費テスト都市」の建設活動を開始した。西安、厦門、成都、張家口などが関係建設案を推進し、スポーツ消費モデル、製品のイノベーションを推進している。うち西安は「スポーツ+テクノロジー」新業態を支援し、企業が仮想現実(VR)、人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)などの技術を利用し、スポーツ分野のスマートウェアラブルデバイスの開発・製造を奨励するとともに、「西安スマートスポーツ管理」サービスプラットフォームを開発し、全市のスポーツ資源の統合・分類、正確でリアルタイムの管理を実現する計画だ。厦門は企業がVR、ビッグデータ、クラウドプラットフォーム、5Gなどの新技術を利用し、デジタルスポーツ、ライブ配信フィットネス、オンライン研修などの新業態を育み、スポーツ消費シーンのイノベーションに取り組むことを奨励している。成都はスポーツ消費イノベーションプロジェクトの実施、スポーツ消費モデル的新たなシーンの構築に取り組んでいる。張家口は「スポーツ+インターネット」の融合発展を推進しており、全市統一のスポーツによって人々に利益をもたらす公共サービスネットワークプラットフォームの発展を計画している。

多くの地域がさらにスポーツ公共サービスプラットフォームを打ち出している。利用者は携帯電話を使うだけで、スポーツ施設の予約、スポーツ消費券の受取・使用、スポーツイベントのトレーニングの参加申請、フィットネス地図の観覧誘導などのフィットネスの各種需要を実現できる。例えば浙江省寧波市が開発した「浙里煉」スポーツ公共サービスプラットフォームはオンライン・オフラインの予約、販売、決済など複数の段階をスムーズにし、スポーツの利便性と体験感を最適化し、スポーツ施設の管理機能を効果的に強化している。「スポーツの愛好家と従事者に、優れた機能を持つスーパーインストラクターがついたようだ」と評価する人がいる。

各地はオンライン・オフライン融合のフィットネス新モデルを積極的に模索しており、多くの珍しく役立つスポーツ体験商品及びプロジェクトが誕生している。例えば浙江省金華市体育局などは「金華運動銀行」オンラインプラットフォームを打ち出した。これにより市民は現地のスポーツ施設を検索し、入場料を支払うことができるだけでなく、運動によって得られるポイントで運動器具、動画授業、映画チケット、タクシー券などと交換できる。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年8月23日