中日平和友好碑文交換55周年記念式典が開催

2017年8月7日 - 未分類

中国浙江省杭州市と日本の岐阜県岐阜市が中日平和友好を願う碑文を交換してから55周年を迎えることを記念するイベントが、4日に同市で開催された。程永華駐日本中国大使、■(登におおざと)偉駐名古屋中国総領事、岐阜市の細江茂光市長、岐阜市議会の代表、中日友好交流団体の代表など約150人が出席した。人民網が伝えた。

程大使はあいさつの中で、「1930年代に日本の軍国主義が発動した侵略戦争は中国国民に深刻で重大な災難をもたらすとともに、日本国民もその被害を深く受けた。侵略戦争に対する深い反省と平和共存を守り抜こうとの思いを土台に、戦後に両国国民は各分野で中日関係の再建と発展に積極的に力を尽くし、杭州市と岐阜市の先人たちもこの時期に碑文を交換し合って侵略戦争に反対し、中日の世代間の友好を再建するという共通の願いを表した」と述べた。

また程大使は、「今年は中日国交正常化45周年であり、来年は中日平和友好条約締結40周年だ。中日両国がこの重要なタイミングで平和友好の碑文交換55周年をともに祝うのは、両国の先人たちが中日関係の再建、発展のために行ってきた苦労と努力を振り返るものである。このほど習近平主席はドイツで行われた主要20ヶ国・地域(G20)ハンブルク・サミットの会期中に安倍晋三首相と会談し、双方は今年の中日国交正常化45周年および来年の平和友好条約締結40周年というチャンスをしっかりつかまえて両国関係のさらなる改善発展を推進しなければならないとの見方で一致した。この過程では、両国の地方や民間の各分野の人々の努力が不可欠だ」と述べた。

細江市長は、「平和友好の碑文交換55周年を記念して、岐阜市は青年友好訪中団を杭州市に派遣する。西湖のほとりに設置された『日中不再戦』の石碑を見学する予定だ。今では両国の友好発展に対する先人たちの思いと希望が後の世代に引き継がれ発揚されており、両国の青年が『温故創新』(昔のことを研究して新しいものを生み出す)の精神で、民間の友好協力のたいまつの火を次世代に継承していってくれることを願う」と述べた。

イベントでは、杭州市の学校と友好校関係を結ぶ岐阜市の複数の学校の代表が「未来へのメッセージ」を読み上げ、「私たちは55年前の先輩のみなさんと同じように、日中の間で友好の架け橋になりたいと思います」と述べた。