第28回酔墨会展の開幕式が尼崎市総合文化センター行われた
10月22日(水)11:00尼崎
| 国際水墨画芸術展開幕式での楊参事官による薛剣総領事祝辞以下のように代読しました 大阪国際水墨画芸術展の開催に際しまして、中国駐大阪総領事館を代表し、謹んで、長年に渡り中日書画芸術交流の推進に、積極的にご尽力くださっている酔墨会及び日中書画芸術交流協会の皆様に、心からの敬意を表し、本日の芸術展ご開催を、心よりお祝い申し上げます。また、中国水墨画の精神を発揚し続け、中日の水墨芸術交流を促進してこられた酔墨会の創立30周年を、熱くお祝い申し上げます。 中日両国の絵画芸術交流の歴史は長く、その始まりは、中国の唐王朝の水墨画が、遥か遠くの、当時は扶桑と呼ばれた日本へと伝わったことです。日本の芸術家たちはまた、その非凡な知恵と創造力によって、中国の水墨画の神髄を吸収・融合し、独自の民族気質や美意識を持つ日本の水墨画を生み出しました。名声とどろく漢画派などがまさにそれで、東洋芸術の回廊において、ひときわ美しい光を放っています。芸術界における独立言語として、水墨画はすでに中日文化交流の力強い架け橋となっており、中日間の千年にわたる友好を見届けてきました。中日関係は今、多くの試練に直面しているものの、文化的紐帯は、常に力強く結ばれています。両国がともに大切にしている伝統文化芸術として、水墨画交流の意義は、もはや芸術そのものを超え、両国民共通の平和や友好への願い、そしてより良い暮らしへの憧れを担うものとなっています。このような文化芸術交流は、きっと中日両国民の心の距離をより一層縮め、中日関係の改善・発展にさらなる文化的原動力を注入してくれる、私たちはそう信じています。 最後に、芸術家の皆様の手から、ますます素晴らしい作品が生み出され、芸術という名の大木が、いついつまでも緑豊かでありますことを祈願いたします。中日両国民の友情が、長い巻物に展開していく水墨画のように末永く、いつまでも色褪せないものとなりますことを願っています。 今回は、酔墨会創立三十周年を記念し、陳允陸先生および酔墨会会員による水墨画・墨彩画作品八十点を一堂に展示し、並びに2025大阪国際水墨画芸術展も同時開催しました。 |


酔墨会は、画家陳允陸氏ならびに書画愛好者により1995年に創立され、日中文化芸術の交流を目的とした書画芸術研究団体でございます。会長・陳允陸先生のご指導のもと、水墨画芸術の研鑽を重ねるとともに、中国文化への理解を深め、日中友好および文化芸術交流の促進を目指し、三十年にわたり国際的な文化交流活動を展開してまいりました。これまでに中日交流展、講演会、講習会、さらには二十四回に及ぶ中国研修旅行を通じて、日中両国の架け橋として社会に貢献してまいりました。陳允陸先生は、水墨画壇を代表する作家の一人であり、その作品は日本・中国両国にて広く展示されております。会員の作品も各種展覧会に出品され、知事賞をはじめとする多数の賞を受賞し、高い評価を得ております。
