杭州アジア大会 モクセイや茶枝であしらった授賞者用花束「豊かな実り」公開
第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)の開幕まであと30日となり、大会の授賞式に使う花束や花器が公開されました。授賞式の花束の名前は「豊かな実り」で、選手が大会で実り多き良い成績を収めることを祈る意味合いが込められています。 花束は中国の特色に富んでいて、豊作と成果を意味する稲の穂と蓮の花を採用し、中国が開発した「赤子の心」という月季花(コウシンバラ)、胡蝶蘭、杭州の特色ある植物・龍井茶と桂花(モクセイ)の枝などからなります。 今大会の花束の目玉は、花器の使用です。その造形は中国南宋時代の官窯花觚に着想を得たもので、国家級無形文化遺産の東陽木彫りで作られています。瓶の口の波打つ水紋は浙江省の山水の美しいリズムを表し、瓶の口のマスコットのデザインは活発で陽気な姿で、選手が勇敢に優れた成績を上げ、勝利を収めたことへの祝福が込められています。なお、花器は表彰された選手が永久保存できるとのことです。