中国の7月物流業景気指数は50.9、業界全体として安定して推移
中国物流・購買連合会は5日、中国の7月の中国物流業景気指数は前月よりも0.8ポイント下落して50.9だったと発表しました。倉庫業指数は前月よりも1.5ポイント上昇して52.2だったとのことです。
中国物流購買連合会の何輝チーフエコノミストは、「7月は物流の閑散期で、高温多雨の影響も受けた。物流業の景気指数は前月よりやや下落したが、景気区間(景況が正常と見なせる範囲)に維持された。物流業全体の推移は安定している」との見方を示しました。各項目の指数では、新規受注指数と主要業務利益指数は前月より上昇し、その他の指数は前月より下落しました。成長力が軟化の傾向を示しているので、成長の基盤が強化される必要があるとされています。地域別では東部と西部地域の業務需要は拡大しましたが、中部地域の新規需要は前月より後退しました。企業の規模別では、大型物流企業の業務規模が安定しているのに対して、中小零細物流企業は変化への対応力が弱いとのことです。現在は状況に対応するために政策が積極的に変更されており、関連政策の手配と施行が加速するにつれて経済が安定して回復すると期待されています。中国物流・購買連合会は今後の動きについて、上半期の後期の情勢から判断して、業務活動の予想指数は景気向上の範囲内に維持されているとして、物流市場は全体として安定していると信じることができるとの見方を示しました。