バスでグルメを食べながら博物館巡りできる観光バスが蘇州に登場
人民網日本語版 2021年03月22日09:57
春の陽気漂う3月は、中国の江南地方を観光するベストシーズンとなる。なかでも「この世の楽園」と呼ばれている江蘇省蘇州市は、絶対に一度は行っておきたい観光地だ。
蘇州の目玉である旅行商品「蘇州グルメ観光バス」は最近、新たにアフタヌーンティーが楽しめる路線を打ち出した。このバスに乗れば、蘇州の名物グルメを味わいながら、蘇州のランドマークである観光地を巡ることができる。昨年最も人気となった「動く博物館」の路線は、今年も運行されている。
蘇州が打ち出した旅行商品「蘇州グルメ観光バス」。画像は蘇州市文化広電旅游局の微博(ウェイボー)公式アカウントから
一般的な観光バスと異なり、グルメ観光バスの各車内には4人用テーブルが4つ、2人用のテーブルが2つ設置されており、最大20人の乗客を1度に乗せることができる。乗客エリアと運転エリア、キッチンエリアはカーテンで仕切られている。さらに、魅力的なのは、各車両に博物館の文化クリエイティブグッズ展示エリアもある点だ。設置されているスクリーンでも、蘇州の各博物館を紹介する動画が流されている。
車内にはテーブルが設置されており、グルメを味わいながら蘇州を観光できる。画像は蘇州市文化広電旅游局の微博(ウェイボー)公式アカウントから
車内に設置された博物館の文化クリエイティブグッズ展示エリア。画像は蘇州市文化広電旅游局の微博(ウェイボー)公式アカウントから
グルメ観光バスに乗ると、1日で蘇州博物館と御窯金甎博物館、シルク博物館、碑刻博物館の4ヶ所を巡ることができる。
蘇州博物館(資料写真)。
ネット上で人気の観光スポットとなっている蘇州御窯金甎博物館(資料写真)。
所要時間は約7時間で、午前9時にスタートして、各観光スポットに約1時間半停車。ツアーでは専門のガイドによる説明や案内を聞くこともできる。
蘇州シルク博物館(資料写真)。
碑刻博物館で拓本体験。画像は蘇州市文化広電旅游局の微博(ウェイボー)公式アカウントから
蘇州の名物グルメが並ぶアフタヌーンティーのメニュー。画像は蘇州市文化広電旅游局の微博(ウェイボー)公式アカウントから
長江デルタからの観光客が多く、若者、高齢者を問わず人気となっている。画像は蘇州市文化広電旅游局の微博(ウェイボー)公式アカウントから
蘇州グルメ観光バスには現在、90分のナイト観光路線もあり、工業パークの金鶏湖畔の景色を眺めながらロマンチックなディナーを楽しむことができる。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年3月22日