中国各地の自動車部品からの新型コロナウイルス検出について説明
山東省や山西省など中国国内の各地において、一部の自動車部品から新型コロナウイルスの陽性反応が出たことが明らかになった。中国疾病予防管理センターの首席専門家を務める呉尊友氏は、これについて、以下のような説明を行った。中央テレビ局ニュースが伝えた。
①今回は「ヒトがモノを汚染」したケースであり、自動車部品工場で働く作業員が、新型コロナ感染後も仕事を続けたため、部品にも新型コロナウイルスが付着した。
②今回は、すでにウイルスが付着していた海外から輸入された部品が、中国国内に入ったあとヒトに感染をもたらした可能性はない。
③このところ冷え込みが厳しくなっており、部品の表面に付着したウイルスの生存期間が長くなったことから、陽性反応が出た。しかしそのウイルスの量は少なく、一般市民がそれによって感染することは考えられない。