唐代の亀勝山道場遺跡を発見したと明らかにした
19日、亀勝山道場遺跡で採集した陶磁器片の標本。(成都=新華社配信)
【新華社成都3月23日】中国四川省の徳陽市文物考古研究所は20日、同市の文化財保存ボランティア3人が、歴史文献の記載に基づき、市内で唐代の亀勝山道場遺跡を発見したと明らかにした。
同研究所の劉章沢(りゅう・しょうたく)所長は今回の遺跡について、文献には唐代の名将高崇文(こう・すうぶん)が反乱を起こした西川節度副使の劉闢(りゅう・へき)を討伐後、戦死者を弔うため亀勝山道場(仏教や道教の祭祀を行う施設)を設けたとの記載があると紹介。遺物の類型や時代、位置から今回の調査地点がその道場の跡だと確認できたとの見方を示した。