習近平国家主席が世界インターネット大会開幕に祝辞
第4回世界インターネット大会が3日午前、浙江省烏鎮で開幕し、習近平国家主席が書面で祝辞を寄せた。習主席は中国政府と中国国民を代表し、また個人として大会の開催を熱烈に祝し、各国代表、国際機関のトップ、専門家、学者、企業家などの出席を心から歓迎。「みなさんが英知を結集し、共通認識を強化し、インターネットとデジタル経済の交流・協力を深め、インターネット発展の成果が世界各国の人々により良く幸福をもたらすようにすることを希望する」と表明した。新華社が伝えた。
習主席は「現在、情報技術に代表される新たな科学技術と産業革命が芽生え、経済・社会発展の力強い原動力になると同時に、インターネットの発展が世界各国の主権・安全・発展上の利益に多くの新たな試練をもたらしてもいる。世界のインターネット・ガバナンス体制の変革は正念場に入り、サイバー空間運命共同体の構築が日増しに国際社会の広範な共通認識となっている。われわれは『4つの原則』と『5つの主張』を打ち出した。すなわち、国際社会と共に、ネット主権を尊重し、パートナー精神を発揚し、みなの事はみなで協議・処理して、発展の共同推進、安全の共同維持、ガバナンスの共同参加、成果の共有を実現するということだ」と指摘。
「第19回中国共産党大会は『新時代の中国の特色ある社会主義』の行動綱領と発展の青写真を定め、インターネット強国、デジタル中国、スマート社会の構築、インターネット・ビッグデータ・人工知能と実体経済の深い融合の推進、デジタル経済とシェアリングエコノミーの発展、新たな成長源の育成、新たな原動力の形成の必要性を打ち出した。中国のデジタル経済は急行車線に入る。中国は自らの努力によって、世界各国がインターネットとデジタル経済の発展の急行に乗る後押しをしたいと考えている。中国の対外開放の扉は大きく開かれていくのみであり、閉ざされることはない」と強調した。