第22回日中書画篆刻交流展名古屋で開催
日中芸術の絆 書画交流の
日中書画篆刻交流会、上海市対外文化交流協会主宰する第22回日中書画篆刻交流展が10月11日に愛知県芸術文化センターの美術ギャラリーで開幕した。当日は来賓として丁宏根など10名の訪日団をはじめ、駐名古屋総領事鄧偉、名古屋市副市長堀場和夫、愛知県会議員木藤俊郎、名古屋市会議員馬場のり子、名古屋市国際観光文化交流部長近藤善紀を迎えて開会式が行われた。各来賓から心温まるお祝いの言葉や励ましのメッセージなどをいただいた。
书画家们应中国驻名古屋总领事邓伟阁下的邀请,出席中日友好交流笔会
式の後、各作品を前にして、一般参観者、会員ともども中国の作家と片言の日本語、中国語、英語で手振り身振りを交えながら和やかな語らいが続いた。
画家孫心華の作品を含む中国有名な書画家達の30点作品は、旧来の伝統的様式の上に現代の要素を咀嚼し吸収して独自の境地を築いて極めて個性的であり、どの作品も会場で異彩を放つっている。伝統という基礎の上に、それに固執するのではなく、新しい独自の世界を切り拓く意欲は日本の作家は大いに学ぶべきところである。
人間味を感じさせる書道家張若強、兪伊軍の独特な書風、自然の中の生き生き生命を味わう朱文輝、張長東の花鳥画、連綿と続く山と流れが穏やかな川とそこに浮かぶ人物を描いた秀功、そして伝統を踏まえながら近代的感覚の見られる徐南歌子、とても和やかな雰囲気に満ちた日本人の書作などから従来の書画の展覧会には見られぬ独自性に満ちた展覧会になっている。のびやかに気持ちよく創作したの作品はそれだけに、見る者にかつての創作欲を呼び出せるように思われる。
主催者として今年名古屋観光文化交流特命大使と任命された日中書画篆刻交流会胡永華会長は「日中関係は歴史の中で何度も困難にあったが、民間交流は一度も途切れることはなく中日友好末永くの希望だ」と話した。
この22年間、名古屋市及び東海地区と中国各地の芸術家の交流の場として親しまれている本作品展は、お互いの文化を理解し合うことができる大変貴重な機会であり、今回の展示会を通して両国に絆がさらに深まり、日中友好や交流の輪が広がることを願っておりますと名古屋市堀場副市長がご挨拶した。