新疆観光が爆発的人気に 現地では大渋滞や長蛇の列発生

38月 - による chunichi888 - 0 - 社会 観光

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今年の夏、新疆維吾爾(ウイグル)自治区を訪問する観光客が激増しているのを背景に、各オンラインプラットフォームでは、「100キロ走るのに8時間かかった」や「夏塔(シャーテ)古道の乗馬は2時間待ち」、「ガイドも馬も足りていない」などが、検索トレンド入りをしている。同自治区文化・観光庁によると、今年6月、同自治区を訪問した観光客は前月比66.39%増の延べ2392万人で、観光収入は同比89.69%増の174億1200万元(1元は約19円)に達した。また、7月1日から21日までの間に同自治区を訪問した観光客は前年同期比15.7%増の延べ約2554万人、観光収入は同比16.67%増の約191億元に達した。工人日報が報じた。

カシュガル古城の観光客は1日当たり延べ1万人以上

7月22日に数人の友人が新疆ウイグル自治区に旅行に来たため、「ジモティー」である男性・呉さんは、新疆ならではの料理を食べてもてなそうと考え、1ヶ所目の観光先である烏魯木斉(ウルムチ)で、「特色あるレストラン30軒以上に電話したけど、1軒の予約も取ることができなかった」という。

喀什(カシュガル)古城景勝地高台民居文化センターの阿孜姑麗·吐爾遜副主任は、「7月は新疆観光のオンシーズン。当景勝地を訪れる観光客は現在、1日当たり延べ1万人以上に達し、7月9日に至っては4万人を超えた」と話す。

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6月以来、新疆ウイグル自治区の多くの地域が観光専用列車やチャーター便を運行している。7月末までに、阿克蘇(アクス)地区の「ILOVE浙疆」シリーズのチャーター便や専用列車40便・本を通して、680団体以上が浙江省から同自治区に旅行にやって来ることになっている。また、新疆鉄路集団は、観光専用列車102本を運行する計画であるほか、民用航空は、広州や西安、成都といった同自治区旅行が人気となっている地域からの航空便を増便している。

福建省から来たという女性の包さんは、「新疆の景色はとても美しく、移動中にも美しい景色を楽しめるので、『スロートラベル』にぴったり。私たち8人は、オーダーメイドタイプのちょっと贅沢な旅を選んだ。新疆を20日以上かけて一周し、旅費こそ高かったものの、とても価値があった」と話す。

大渋滞が生じないようなサービスの高度化が必須

新疆旅行が大人気となっているのを背景に、一部の人気観光地ではホテルの予約がなかなか取れないという現象も起きている。また、一部の草原にあるレストランや入場券売り場、観光バスなどには、長蛇の列ができ、乗馬用の馬も足りなくなっている。さらに、「最も美しい道路」と呼ばれる独庫公路では大渋滞が生じている。

実際には、スマート観光の発展を含めて、新疆ウイグル自治区は近年、各種観光インフラの整備を進めてきた。しかし、需要に追い付かない状況が依然として存在しているため、さらなる高度化、整備が必要となっている。同自治区は、広大な大地が広がり、バラエティーに富んだ文化があり、地形も豊富であるなどの特徴があるため、観光客を対象にさらに幅広く、特色があり、便利な情報サービスを提供することが必要だ。

最近開催された新疆ウイグル自治区観光発展カンファレンスでは、同自治区を、観光資源豊富な区から観光経済「強区」へとモデル転換させるための、「インフラ整備・サービスクオリティ向上」、「市場の主体強化・発展環境最適化」といった観光客にも、観光業界にも益を及ぼす7対策が発表された。(編集KN)

「人民網日本語版」2022年8月3日