日本文化庁メディア芸術祭中国・厦門展 2018「CHARACTER」が開幕

日本文化庁と中国対外文化集団公司が共同主催し、中国対外演出公司、閩南大戯院が運営する「文化庁メディア芸術祭中国・厦門展 2018『CHARACTER』」が6日、福建省厦門(アモイ)市の閩南大戯院で開幕した。5日夜の開幕式では、日本文化庁の宮田亮平長官が、「同展覧会をきっかけに日中の国民の相互理解が深まり、日中関係のさらなる発展促進に寄与することを願っている」と語った。中国新聞網が報じた。
中国対外文化集団公司の王晨亦副総経理は、「今回の展覧会を通して、中日の二次元(アニメ・漫画・ゲームなどをまとめたジャンル)の分野での連携が促進され、中日の国民の親睦が深まることを願っている」と語った。
また、中演演出院線発展有限責任公司の王龍副総経理、厦門閩南大戯院管理有限公司の羅艶総経理らも開幕式に出席した。
「君の名は。」を製作した川村元気さんやライゾマティクスリサーチの真鍋大度さん、AR三兄弟など、日本を代表するクリエイターも登壇した。また、川村さんは今回の芸術祭の企画ディレクターも務めている。

1979年生まれの川村さんは、優れた映画製作者に贈られる「藤本賞」を史上最年少で受賞。プロデューサーを務めた「君の名は。」の観客動員数は1900万人、興行収入は250億円以上に達した。そんな川村さんは、「同芸術祭は初めて厦門で行われる。この芸術祭を通して、一人でも多くの中国の方に日本文化の魅力が伝わることを願っている。厦門は、日中両国のアニメ産業にとって、連携のポテンシャルにあふれた場所であると信じている」と語った。
世界中で大ヒットした「ポケモンGO」の開発者であるゲームクリエイターの野村達雄さんは開幕式で、流ちょうな中国語で挨拶し、会場では大きな拍手が巻き起こった。幼少期に中国の東北地方で暮らしていたという野村さんは、「ポケモンGOは、大きな人気を集めたエイプリルフール企画『モバイル版 Google マップ ポケモンチャレンジ』がきっかけとなって誕生した」と紹介し、「ジョークで始まった作品」と笑いながら語った。
今回の展覧会のテーマは「CHARACTER(キャラクター)」だ。主催者は、性格、特徴、人格、地位、登場人物、文字など、さまざまな意味があるこの言葉に、「インターネットと現実が接続されていくこの世界において、人間とはいかなる存在なのか?」というメッセージを込め、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門を「CHARACTER」というフレームを通して、人間の存在のあり方に迫る。展示されているのは漫画、アニメ、動画映像、ゲーム、ウェブデザイン、装置などの作品で、AR(拡張現実)技術などの新技術を活用した演出、ゲームなども展示されている。展覧会は11日まで開催され、無料で一般公開されている。